今の時期、新聞に先生方の転任・新任の一覧が掲載されます。
私の会社は、その内容に一喜一憂します。
なぜか?
先生方の移動で会社の売り上げが大きく変わる場合があるからです。
これだけでは分かりませんよね?
ズバリ「修学旅行」です。
旅行会社の一番の安定売り上げは修学旅行です。
修学旅行は毎年必ずあります。今の新型コロナウイルスだって中止にはできないのですべて延期になっています。
それと学校の規模もありますが、生徒の人数が多ければ、取扱額も大きくなります。
もちろん修学旅行の選定は何社かによる入札です。
私の地域の学校はほとんど4社入札です。
「入札だから、先生の移動とか関係なくない?」
とおもわれると思いますが、
違うのです。
確かに料金の安い、高いもあると思いますが
ですが修学旅行の場合は内容の方が重視されます。
〇学校の主旨が反映されているか?
〇希望の日にちで実施できるか?
〇宿泊施設の内容(立地、サービス、食事)
〇安全に配慮されているか・・・・・・・・・などなどです。
以上はだいたいどの旅行会社もクリアできています。
ですので、もっとも重要なのは
学校との相性です。
相性が良ければ、同じ旅行会社を数年利用される傾向があります
具体的には、
まず過去に修学旅行でトラブルがあると問題外です。
担当者が変っても数年はダメです。
過去の実績も関係されると思いますが
一番は、校長先生との相性です。
校長先生の権限は「修学旅行」においては絶対です(だと思ってます)
何年もトラブルなく、高評価をいただいていても
校長先生がかわったとたんに、他社を利用されるケースが多々あります。
校長先生も2~3年で同じ地域の他の学校へ転任されます。
ですので、
「この校長先生は〇〇派(旅行会社名)だから駄目だ」
とか
「〇〇校長先生がきてくれた。安泰だ!」
などの次回の修学旅行の入札の展望がみえてくるのです。
今回、新型コロナウイルスの影響で旅行業界は深刻な打撃を受けています。
もしこれで日本が不景気になってしまいますと、新型コロナウイルスが終息しても社員旅行などが減少してしまい更なる打撃を受けます。
ですので安定収入の修学旅行は絶対落とせません。
もう少しで新年度がスタートします。
新型コロナウイルスの影響で厳しいのは、皆一緒です。