次男は小学校を卒業後入院しました。
その後、症状が少しづつ改善され二学期の後半から入院先の病院内にある支援学校の訪問中学部へ転校。
地元の支援学校の分校へ転校後は私の実家で過ごし通学する事になりました。
この支援学校の分校は病院に隣接をしていて、主に肢体不自由児の方が通学されています。
全校生徒は8名、次男の中学部二年生は次男一人です。
学校は行くものの、家に帰ると以前ほどではないですが荒れていました。
幻聴による暴言、ものを投げる、壊す・・・など
「また再現か・・・・・」
私の実家には私の父と母がおります。
私が仕事で不在の時は父と母が面倒をみてくれますが
次男の荒れように高齢の父母も限界でした。
再入院も何度も考えました。
ですが病院のケースワーカーの方も
「再度入院しても前にはすすみませんよ」
「大変だと思いますが頑張ってください」
と、いうとこはわかるのですが、現実問題、実家で次男と暮らす事は難しく
どうしたらよいのか・・・
ある日、父より電話がありました。
「暴れて手の付けようがない。今すぐきてくれ」
実家に戻ると大変なことになっていました。
戸が破壊され、物が散乱、障子はビリビリ
もうめちゃくちゃでした。
「一時保護しかないな。」
以前相談した、児童相談所に連絡し一晩相談所で過ごしました。
こんなことが何回かつづきました。
これでは私ももたない。
地元の精神病院で大人と一緒に入院させるか・・
私も精神科に通っていて、処方してもらった薬も強くなっていました。
児童相談所より、ためしに障がい者入所施設で短期入所をしてみますか。
すぐ返事をしました。
障がい者入所施設の方は
「何か問題をおこしたらすぐ精神科で隔離します」
厳しい言葉でした。
「分かりました。」
当初は入所施設で少々荒れたこともありましたが、他の利用者に迷惑をかけることもなく、気持ちの波はあるものの比較的落ち着いて過ごせました。
ただし障がい者入所施設を一か月に利用できるのは15日までです。
「落ち着くと家に戻る。」
「支援学校にいくと不安定になる。」
「障がい者入所施設で短期利用する」
その繰り返しでした。
6月になると障がい者施設の方から
「落ち着いて過ごせるようですので入所しましようか?」
本人もこの環境で過ごす事に自信がでてきたようで、入所をしながら支援学校に通うこととなったのでした。
つづく・・