新型コロナウイルスが世界的に感染が広がるにつれ、一番問合せが多かったのが近々の旅行のキャンセル料についてです。
当社の場合は基本的には新型コロナウイルスの関係の場合はキャンセル料は収受していません。
ただし、パックツアーに関しては一部例外があります。
通常海外旅行のパックツアーの場合、ほとんどが30日前から20%のキャンセル料が発生します。
キャンセル料に関しては、国土交通省の「標準旅行業約款」に基づきます。
今回のコロナウイルスの場合は、外務省が発表する「感染症危険情報」で渡航や滞在が危険だとされている国・地域だとキャンセル料はいただきません。
外務省は危険度を1~4で表しています。
危険度レベル4は渡航中止勧告です。
旅行会社はレベル2以上ですと旅行会社はほとんどツアーを中止するためキャンセル料は発生しません。
海外旅行へお申し込みいただいているお客様へは一通りご案内しまして、旅行に行く意志を確認しました。
もちろんご出発30日前の方はキャンセル料はかかりません。
ただし外務省の危険度がでていない地域に関しては旅行会社もツアーが実施できるものとしているので出発の30日前からキャンセル料をいただくのです。
このケースに関して理解いただける方は良いのですが、ウイルス感染が心配でキャンセルしたかった方の中では理解していただけなかった方もいました。
「もし感染したら、責任をとってもらえるのか!」
とても困りました。
感染しましたらお客様の自己責任になります。キャンセルをするならば、規定のキャンセル料金を払っていただければキャンセルできますし、外務省での危険度がでていない事についても説明しました。
最終的にはしぶしぶ理解をされキャンセルされました。
お金はキャンセル料を差し引き返金しました。
これから春休みで海外旅行も計画している方もいると思いますが、外務省の渡航情報を確認して気を付けてお出かけください。