当時の私は次男の学校での生活が「聴覚過敏」の対応では上手くいかず、先生方に迷惑をかけてしまう事もあり、セカンドオピニオンの先生が言われる、ADHD用の対応をやってみようと思いましました。
うまくいかなければ、またやり直せばいいと思っていました。
週に1~2日に1時間程度、「ソーシャルスキルトレーニング」として、作業療法士の先生のもとに通うことになりました。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは、対人関係の促進を目的としています。
SSTの方法や内容は対象児の年齢や性別やタイプを考慮して考案されますが、周囲の人の視線や表情への気付き、場にふさわしい適切な言動、自分の感情や考えの表現方法などのスキルを獲得し、日常生活において他者と相互に関わる能力を高めることが共通の目標です。
この時点で次男の通院などは私が主で行い、長男のことは妻がすることになっていました。
最初に作業療法士の先生と10分程度の面談をします。
その後、次男と先生だけになります。そしてゲームをするそうです。
例えば、怒りの表情のカードがあります。
同じ、怒りでも5種類あります。イライラから仕返ししたいまで5段階でいくつかの事柄をその5段階のカードを並べ先生と考えてみます。
そして各々の「怒りレベル」になるのは具体的にどのような場面なのかをシートに記入します。
これは感情をコントロールする方法を学び、自分の感情を適切に認識・表現できるようにするそうです。
次男はゲームというものの、面白くないと言っていました。
不登校になる3月まで約4ケ月間、週一回のペースで続けるのですが、この時期でのSSTは遅かったのかもしれません。
又短かったからかもしれませんが、次男には効果が出ませんでした。