次男は「聴覚過敏」と診断され、毎朝イライラが緩和される漢方薬を飲んで登校しました。
家では落ち着いて過ごしていますので、学校で、騒がしさから離席して外に出てしまうことは多少、やむえないのかと思っていました。
薬が効いてくれれば落ち着くだろう。そう思っていました。
そうしてしばらくすると、学校での通常のPTAの会合があり、終わってから担任の先生から話があると呼ばれました。
「相変わらず、離席が多いです。注意をすると暴言をいい授業を拒否します。」
「最近は授業中に、他の児童と文句をいうので授業がストップしてしまします」
薬の効果はないのか・・・とがっかりすると
「離席は聴覚過敏が原因なので個別授業をしたらどうかと思います。個別でも先生がついて授業をします。」
私は学校から、そのような提案をしてもらえるとは思いませんでした。
ただ様子がおかしくなっている児童は次男以外にもいる話は同級生のPTAの役員から聞いていました。この学級崩壊が原因で転校した児童もいました。
教育委員会でもいろいろ対策を考えている話も聞いていました。
私は、学級崩壊の一番の原因である児童の対応はどうするのかを担任に聞きました。
「一人は適応指導教室に行きます」
「あとの二人は個別授業をを同じようにします」
私は、適応指導教室と個別授業の違いを聞きました。
「適応指導教室は少し離れたところにある施設です。カリキュラムに沿って子供一人ひとりにあった学習支援をしています。また、地域の協力を得ながら、軽スポーツや野外活動、野菜作り、調理等の経験をお推して、人とかかわる楽しさを経験しています。」
担任は名前は言わなかったが、おそらくリーダー格のA君だろう。運動会の時に負けるように、次男にリレーバトンを落とせと命令した児童だ。
「個別授業は授業中、他の児童の邪魔をしたり、迷惑になることをしたら、落ち着くまで別の教室で勉強をします。落ち着いて教室で学習ができる様子になったら戻ります。」
次男どう思うだろうか。心配性だから、自分だけ特別扱いになるから嫌がるかもしれないな。
私は心配しながら家に帰りました。
次男はいつも学校の事を聞いても話そうとしません。ただ担任の先生が大嫌いという事だけは知ってていました。
担任の先生から聞いた「個別授業」のことを話すと
やはり複雑そうな顔でしたが、ホットしているような感じも受けました。
私も「聴覚過敏」が原因ののだからか、イライラすることなく落ち着いてできるのであれば、これで良いと思いました。
しかし、この「個別授業」が更なる病気の悪化の一途をたどるのでした。