統合失調症忘備録⑪「学級懇談会」

「皆でがんばろう」が目的です。

統合失調症忘備録⑨で一番の問題児のA君は学校から離れた「適応指導教室」に行く事になりました。

次男はその年の4年生の3月で不登校になっていますのでその後A君がどうなったか?は詳しく分かりませんが、そのまま地域の中学校にあがりました。

そして中学校での運動会では応援団長になったり、野球部に所属して大会で活躍をして表彰されるまでになったそうです。

先生方やご家族の努力ももちろんあったと思いますが、以前A君の親の対応にも少しふれましたが、A君はなぜ立ち直る事ができたのか?

その時の学校やA君の親の対応を振り返ってみたいと思います。

 4年生の一学期は担任の先生が倒れる事態がおきました。

うわさ、誤解などが学級崩壊で荒れたクラスの親たちから、現状の説明をしてほしいという声が高まりました。

しかし学校側からは改めて説明を行うという事で今回はPTAの役員で進行し、意見をまとめる事となりました。

学校側からは問題児の保護者が孤立しないようにしてほしいとの事でした。

皮肉ながら私が進行役となりました(この時は次男の異変はまだおきていません)学校からの要望があった、あくまでも追及の場や文句の場にしない事を伝えました。

今回は二人の親は出席をしませんでした。

理由としては「つるし上げをされるから」との事です。

そもそもA君はどのような子なのか?というところから、A君をよく知るお母さんから説明をしてもらいました。

「野球部に所属している。野球をしているときは素直。ただし授業の時は別人。親によるストレスかも?親が敵とみなした人にはA君も豹変する。精神的なストレスではないか?二重人格かも?」

私的な意見もありましたが、つづきて、A君のお母さんから協力を得られないのか聞くと

「大きな壁をつくっている。一筋縄ではいかない。学校もお手上げ。子供の話をすると豹変する。A君から危害を加えられるし親からも攻撃されるので話ができない。」

尚、その他の保護者の意見が下記になります。

・A君の親は意見を言った親にひとりひとり家に電話をかける。学校の文句を言う。感情的になり攻撃的になるのでストレスがたまる。こういう事はやめてほしい。

・以前A君が学校にバットやエアガンを持ってきた。子供が何をされるかわからない。

・子供たちは授業を受ける権利がある。授業をちゃんとやってほしい

・自分の子や他の子も情緒不安定でおかしくなっている。

・A君のやりたい放題にしているのではないか?

・A君に児童が注意すると手を出す。あざができた女子もいる。

・学校外部の人からも心配されている。同じクラスは、はずかしい。

・親が逃げてもなにの解決にもならない。

私ともう一人のPTAの本部役員は、授業の参観をして現状を把握し、学校と話し合いをすることになります。

投稿者: ひろば

次男が統合失調症になってから大変な5年が過ぎました。絶望した事もありましが家族も落ち着いてちょっと余裕もできました。旅行会社に勤める旅すきな父。

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