保健師の先生から、病院で相談してみてはと言われるとその指示に従いました。
「モンスター親子のようにはなってはいけない」
「次男もこのままでは、問題のある児童と一緒になってしまう。他の児童の教育を受ける権利を邪魔してはいけない。」
私は次男が、発達障害やADHDではないと思っていました。発達障害なら脳の障害なので、幼児期に必ず健診などで指摘を受けるはずと知っていたからです。
次男は幼児期の発達検査などで、今まで何も引っ掛かった事はありません。
注意欠陥多動性障害(ADHD:Attention deficit hyperactivity disorder)とは、不注意(集中力のなさ)、多動性(落ち着きのなさ)、衝動性(順番待ちができないなど)の3つの特性を中心とした発達障害のことを指します。また、注意欠如多動性障害と訳される場合もあります。
ADHDは7歳までに発症し、幼稚園や学校生活のさまざまな場面で、3つの特性から来る行動が確認されます。ADHDに関連した症状は短期間で消失するものではないため、学業や友人関係の構築に困難を覚えることがあります。
以上、メディカルノート抜粋
今の次男にあてはまることと言えば、
・不注意 忘れ物が多い、字が乱れる、不器用
・多動性 授業中立ち歩く
・衝動性 先生のいうことにすぐ反抗する。
最近になってこのような事が目立ちます。発達障害やADHDは急に発病するものではありませんが、今まで目立たなかっただけなのかもしれないと心配になりました。
学校から、紹介文を書いてもらい総合病院の児童科を受診しました。
・授業がうるさすぎて教室にいられず離席して外にでてしまうこと。
・いつもイライラしていること。
・先生に注意されても激しく反抗すること。
・長男が広汎性発達障害だということ。
以上をドクターに伝えました。
診断は「聴覚過敏」でした。
聴覚過敏は、感覚過敏のひとつです。 周囲の音が我慢できないほど大きく感じられたり、非常に気になってしまう状態のことです。 特定の音のみが不快に感じる場合も、周囲の音すべてが苦痛に感じる場合もあります。
確かに妻をはじめ長男も次男も私以外は耳が良いのは分かっていました。
「我慢できないほどうるさかったのか。」
病院からはイライラが緩和される「漢方薬」を処方されました。
「結局、ADHDではなかった。」
しかし、この時私は「統合失調症」の前兆だとは思いもしなかったのでした。