学級懇談会の後、私は保護者の意見をまとめ、次男のクラスの参観をしました。
私とPTAのもう一人の役員とで参観をしましたが、予想よりもはるかにひどく、まるで動物園のような状況に驚きました。
(統合失調症忘備録⑤「学級崩壊」参照)
その後、校長先生と私ともう一人のPTA役員とで懇談をしました。
「いつもは、学校だけの対応では難しいので保険相談員が3名入って学習の妨げにならないようにしている。」
保険相談員とはいわゆる「加配」のことです。
発達に障害がある子が幼稚園・保育所・小学校に通うための「加配制度」があることは知っていました。
障害のある子の保育には、その子どもの特性に合わせた支援が必要不可欠です。発達障害を含め、障害のある子を受け入れる認可保育所や認定こども園などで、特別な支援のための保育士を追加で配置することを「加配」といいます。
障害のある子も障害のない子とともに生活できるように、加配保育士はお着替えや食事、集団行動時など困りごとに合わせたサポートをします。多くの自治体では、発達支援に理解の深い専門家が施設を巡回しており、専門家の助言にもとづいた支援をしています。
加配の基準は自治体ごとだそうです。
加配基準は市町村にゆだねられているので、自治体によって対応はさまざまです。内閣府が行った調査では、半数の市町村が障害児3人もしくは2人に対して1人の加配保育士を配置する基準を設けていると報告しています。
校長先生はつづいて、
「学校はできる事の最大限の対応している。A君の親を含め、保護者に理解していただけないのは辛い」
現在の問題児童は2名なので加配の先生は1名が妥当なところです。
加配の先生が3名もつくとは、学校側の最大限の対応は理解できます。逆に3名も加配の先生がつくこと自体が異常ともいえます。
つづいて、問題児への対応の仕方を聞きました。
「できることは大いに褒めてのばします」
もう一人のPTA役員は、悪い事をしているのに怒らないのか聞くと
「怒り方のも注意がいります。しかるのは効率が良くありません。」
「でも、命にかかわる事はしかります」
校長先生もA君やA君の保護者の悪口は一言もいわず、むしろかばっている感じを受けました。
もう一人のPTA役員は釈然としていません。
A君の親は学校側に歩み寄ろうとせず、問題行動を担任の先生せいで子供がおかしくなったの一点張りなので学校側も対応が大変だと思います。
もう一人のPTA役員が釈然としないのも分かります。
私はおそらくADHDと思っていました。学校対応としては調べた限り間違っていないと思います。
学校側も生まれもった障がいの一つだから、子供が悪いとか親が悪いとか言えないのでしょう。学校側も辛いところですね。
釈然としないもう一人のPTA役員は、なぜそんなに問題児の親子に気を使うのか校長先生に再度質問しました。
(次回につづきます)