次男は「聴覚過敏」と診断されて、個別授業をする事となったのですが、依然離席や同級生や上級生とのトラブルが続きました。
病院から処方されてた漢方薬も飲んでいるのですが、学校でのイライラが収まりません。
イヤーマフ(防音用のヘッドホン)も考えましたが、個別授業の部屋は静かなので意味がありません。
学校では安心できる場所を提供してもらっているにも関わらず、次男の状況はひどくなっている。
私は病院の先生からは「聴覚過敏」という診断を受けましたが、他の要素もあるのではないか?
「ひょっとするとADHDなのか?」
という疑いを持ち始めていました。
ですが、ADHDなら乳児から今までの間で発達障害の指摘があるはずです。病院のドクターもそう言っていました。
次男は発達障害の指摘やそのような話も今まで一度も受けたことがありません。
「今まで分かりにくかっただけではないのか?」
長男は幼児の頃に発達障害の「自閉症スペクトラム」を診断受けていますので、兄弟なら次男も発達障害の可能性も全く否定はできません。
私は別の精神科病院を受診することにしました。
完全予約制の個人経営の精神科病院です。
受診時、今までの学校の様子や他の病院で「聴覚過敏」の診断を受けたことを話しました。
私はストレートに
「ADHDなのでしょうか?」と質問しました。
先生はしばらく考えた後、
「分かりませんが、否定はできません。」
あいまいな返答でした。
どうしたらよいのか聞くと、しばらくして
「ADHD用の薬を試してみましょうか?」
どのような薬かを聞くと
「ストラテラという薬です。ADHDの場合、薬だけで治るものではないということをお伝えしたいと思います。」
「ADHDの薬物治療はあくまでも、患者さんが日常生活を不便なく行えるようにするための補助的な役割にすぎません。」
「また、薬に限らず、ADHDは治療だけでは症状を完全になくすことが難しいものです。」
「ソーシャルスキルトレーニング(SST)などの「行動療法」を用いて、ADHD症状の緩和を図ることも重要です。」
ただ私は小学生の次男が薬を飲むことについて少し抵抗がありました。
副作用などのことも聞きました。
「ストラテラは、1日2回(朝・夕)の服用が必要です。1日2回の服用により、ほぼ1日(24時間)効果が持続します。他の薬と比べ、副作用の程度が低いといわれます。」
「具体的には、食欲低下、吐き気、腹痛、眠気があり場合があります。」
これで私は落ち着いて勉強ができるのであればと思いました。もしだめなら又かんがえればいいと。
又行動療法も大切だと聞きましたので「ソーシャルスキルトレーニング」を実施している病院も紹介をしてもらい、実施する事にしたのでした。