統合失調症忘備録②「遺伝?」

良い遺伝ならよいのですが・・・

統合失調症はなぜ起こるのか?(❶遺伝)

次男が「統合失調症」と診断されたのは、児童精神科の病棟に入院する前の小学校六年生の三学期です。精神障害者手帳の1級も取得しています。

それまでは、特に診断名というものは無く、ある医者は「聴覚過敏?」別の医者は「ADHD?」 (注意欠陥多動性障害) といったあいまいな感じでした。

次男はこれまでの小児検診でも特に発達障害関係の指摘がなく「ADHD」 (注意欠陥多動性障害) は違うかな?と思っていました。

長男の場合は幼児の時に、発達障害の「自閉症スペクトラム」と診断されています。

発達障害は生まれ持った障がいなので、急になる病気などではありません。

次男は4年生までは特に発達障害の指摘はありませんでした。

小学生で統合失調症になる事例は少ないようです。

では、「統合失調症」はなぜ起こるのか?

原因は十人十色だと思いますが、そこから次男が統合失調症になった原因なども考えてみたいと思います。

一般的に統合失調症になる原因はまだはっきりとわかっていないようです。


現在のところ、ストレス・脆弱性(ぜいじゃくせい)モデルの考え方から、原因は1つではなく、さまざまな原因が複雑にからみ合って発症すると考えられています。

①遺伝が原因?〜遺伝はあくまでも原因の1つにすぎません〜

統合失調症では遺伝的な要素があると考えられていますが、あくまでも原因のうちの1つに過ぎません。たとえば全く同じ遺伝子をもった一卵性双生児が2人とも発症するわけではなく、その割合は50%程度です。また、統合失調症の患者さんの家族を調べても、両親の約9割は統合失調症ではなく、兄弟を含めてもその割合は約8割とされており、さらに甥や姪まで調べても約6割とされていますから、遺伝は発症の原因の1つでしかないことがわかります。病気が遺伝するのではなく、病気のなりやすさが遺伝すると捉えることが大切です。

(以上 統合失調症ナビ 引用)

妻の父は妻が小さいころ、精神を病み自殺をしています。

妻の家は昔、地元では名のある名家でした。妻のおじいちゃんがやり手で手広く事業をしていました。妻の両親は晩婚で父は婿養子ですぐ社長になりました。

いきなり社長になったので、かなりのプレッシャーがあったことは推測されます。その時、精神病あるいは統合失調症だったかは分かりません。

(その後は妻の母が社長を継ぎました。私も結婚後しばらくして、今の会社を辞め手伝うこととなります。理由は跡継ぎの妻の実家の長男が、次に書きますが病気になったからです。ですがその後すぐ事業がうまくいかなくなり私が手伝いに入ってから4年で倒産してしまうのです。又機会があれば経緯などは書きたいと思います)

妻には双子の兄がいます。実は兄は「統合失調症」で今も入院をしています。

妻の双子の兄は、高校時代からバンドを組み、ミュージシャンをめざし上京しました。

私が結婚して2年後くらいに様子がおかしくなり地元に帰ってきました。

幻聴や幻覚になやまされ服薬していました。

幻聴、幻覚が日に日にひどくなり、「人の声が聞こえる」と、急にいなくなったりすることが多くなりました。

警察にもお世話になる事も多々あった為、入院をしました。

原因は聞いていません。かなり後になりますが「統合失調症」と聞きました。

妻の家系では次男に近いところで統合失調症になっています。

「統合失調症」への病気のなりやすさが遺伝したかもしれません。

投稿者: ひろば

次男が統合失調症になってから大変な5年が過ぎました。絶望した事もありましが家族も落ち着いてちょっと余裕もできました。旅行会社に勤める旅すきな父。