緊急事態宣言による子供達の変化(次男)

まだ携帯電話を持たせて無いので良かったです。

緊急事態宣言がでてから二週間程度がたちました。

次男は新型コロナウイルスの為、障がい者入所施設から外出できないという指示がありました。

今までの生活スタイルは、平日は学校に行くので障がい者入所施設で過ごし、週末は私の実家で私と一緒に過ごすようにしていました。

次男は週末に私の実家で過ごす事を楽しみにしていました。

次男の休日の楽しみはパソコンです。ゲームの情報を検索したり、特にユーチューブが大好きで、人気のヒカキンの動画をみたり、ゲームの実況中継を見たりしています。

施設ではWi-Fiの環境がないのでインターネットができません。

携帯電話はまだ本人には必要が無いので持たせていません。

次男は外出できなくて、私の実家にも行くことができない事にとてもがっかりしました。

私は次男の病気にはストレスが良くないと思っていますので、この環境を少しでも改善できないか考えました。

次男はゲーム機のPlayStation Vita を持っています。

このゲーム機ならポケットWi-Fiでインターネットが可能です。ユーチューブを見る事ぐらいはできますので持たせることにしました。

 私は先週末に様子を見るために施設に行きました。

施設の玄関はいつもと違い、必ず除菌をするようにと消毒液が置いてあります。

マスク着用と来所者の氏名記入と来場・退場の時間記入をするようにとありました。

「外部の人間がくるのもあまり良くないよな」

私はマスクはいつもしていますので、消毒液で手を洗い短時間で退散することにしました。

次男は思ったより、とても元気そうでした。

入所して三年目になるのますし、得に問題もなさそうです。

早速ゲーム機のPlayStation VitaでWi-Fiの設定をすると、とれもうれしそうな顔をしました。

ですが、あまり長い時間いることができない事を話すと途端に寂しそうな顔をしました。

 私は3年前の事を思い出しました。

週末になると児童精神科に入院していた次男の様子を見にいった時のことです。

あの頃は、地元には児童が入院できる精神科病院が無く、隣県の国立病院に1年間入院をしていました。

私は金曜日の夜に仕事が終わると車で病院へ向かいました。片道3時間かかります。

病院の近くのネットカフェで宿泊して翌日、次男の病院に行く事を毎週繰り返しました。

私は温泉が好きなのでネットカフェで宿泊する前に近くの温泉施設で入浴をして、時にはマッサージをしてもらうことが楽しみでした。

大変でしたが苦ではありませんでした。次男には病気が良くなる希望を持っていましたので。

 次男も特別支援学校の高等部へ登校したのは、入学式の1日だけです。

大変ですが、施設には色々な障がいを持った仲間がいます。

今のこの環境にいることができる事をとても心強く思います。

投稿者: ひろば

次男が統合失調症になってから大変な5年が過ぎました。絶望した事もありましが家族も落ち着いてちょっと余裕もできました。旅行会社に勤める旅すきな父。

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