2014年の私の日経平均の先物投資は順調にきていました。
ここで更なる利益をとろうと思い信用取引を始めます。
信用取引とは自分の資金や株式などを担保(たんぽ)にして、証券会社からお金を借りて投資することになります。
早くいうと「持っているお金以上の取引ができる」のです。
例えば、現物取引(一般的な取引)では50万円持っているときは、50万円分までしか取引できませんが、信用取引を使えば、最大で3倍の150万円分の取引ができます。うまく取引ができれば、利益は3倍となります。
信用取引はよく危険だと言われます。その理由は現物取引にはない自己資金以上の損失が発生することやコストが発生するからです。
しかしながら、適切な建玉管理を行えば、必要以上に恐れることはありません。
私も勝てる確率が高い時にだけ限定で投資をしています。
日中は仕事をしていますので株価を見ることはできません。買うときも売るときも指値をいれておきます。値が動きそうなときだけ少し見る程度です。
日経平均の先物取引は夜間もできます。
アメリカの株式市場は日本時間の22:30~です。アメリカの動向は日本の株価にも影響される事がありますのでそれを見てから、指値をいれることが多いです。
夜、指値を入れておいて朝起きると結構なプラスになっていたという事もあります。
しかし、良い事は長くはつづきません。
2015年6月12日に中国株の大暴落が始まりました。それに合わせて日本株も暴落します。この時は危険を察知できたので投資はしませんでした。
基本的に状況が分からない時は投資はしません。投資はその場の一回限りではないのでチャンスはこれから何回もあります。
日本株が大きく下がったので、投資ソフトを参考にしながら投資を再開しました。
短期の波で下げ止まると思った株価から大きく下がりましたので、ここなら止まると思ったところに、夜アメリカ株を見てから買い増しの指値をいれて就寝しました。
朝起きて株価をみると評価損益が何十万もマイナスになっていました。
韓国と北朝鮮、軍事境界線を挟んで砲撃の応酬。北朝鮮は準戦時状態の最後通告。今にも戦争がはじまりそうな感じでした。
日経平均の先物はパニック売りで大きく下がりました。
どこかでは止まると思いましたが、翌日も大きく下がると追証が発生してしまいます。
追証とは建玉の評価損や(信用取引の場合)代用有価証券が値下がりしたことによる評価損額等により、当初に差し入れていた委託保証金からその必要保証金や評価損額等を差し引いた額が、一定の水準を下回った場合に、その水準を満たすだけの金銭(または信用取引の場合は代用有価証券)の差し入れが必要になります。
私は追加の資金もないので翌日の朝、成り行きで売ることにしたのでした。