緊急事態宣言による子供達の変化(長男)

感慨深いです。。。

私の会社でも、新型コロナウイルスの影響で特別休暇制度を開始しました。

現在の休日プラス更に7日休むこととなりました。

私の会社は給料の締め日が15日なので、今月は4月16日~5月15日になります。

言わずと知れた、ゴールデンウイークがある特殊な月です。

本来の勤務でも12日の休日があるのですが、更に7日休みとなると合計19日も休みがあります。

出勤より休みが多いのは、これは私にとって未知の世界です。今まではカレンダーどおりの休日でも仕事が多く出勤をしていましたので。

ですが今は色々な副業を考えていますので、仕事以外でもすることは多いのですが。

 長男はといいますと・・・

日々、就労継続支援事業所には何とか通っています。

4月末日には、初めての給料をいただきました。

給料といっても、三千円なのですが、現金でいただいてきました。とてもうれしそうでした。

長男には特別支援学校の学生の時には、毎月三千円のお小遣いを渡していました。

そしてすぐに音楽やプラモデルやゲームに使ってしまいます。

私は自分で働いたお金だから大切に使うように話をしました。もちろんお小遣いは3月から渡していません。

長男の事業所も緊急事態宣言が出てから、半日の午前中だけになりました。

もともと長男は半日通所なので変わらないのですが、この事をとても喜んでいました。

実は他の利用者さんが以前半日で帰ってしまう長男に対して

「なぜ1日働かないの?」

と聞かれ、返答に困った事があったのです。

長男は1日働きたいけど、できない自分にジレンマを感じていました。

ですので今回は利用者全員が半日で帰るので喜んでいたのです。

ですが、ひとつ困った事があります。

長男は自閉症の為「こだわり」が強いのです。自分の習慣が崩されると、とたんに精神が病んでしまいます。

私は週末は次男と一緒に私の実家で過ごしていますので当然実家に泊まります。

金曜日に次男を施設から連れてきますので、今は月曜日に戻りますから3泊は実家で泊まります。

今は次男は施設にいますので、私は実家ではなく自分の家に泊まり長男と過ごします。

それが「こだわり」を崩してしまったのです。

日曜日に私がいることに対して長男の休日ペースを崩してしまいました。

長男がイライラしているので、私は妻と話しをして長男のペースを崩してしまうので、私は実家に泊まる事にしました。

ですが長男は一度自分のペースが壊れると修復が難しいのです。

睡眠が乱れてしまい、結局月曜日は施設をお休みしてしましました。

長男は悪気はないのです。

それが「自閉症スペクトラム障がい」なのですから。

私は週末は実家で過ごす事にしました。

いつもの事ですし、特に苦ではありませんでのこれでいいのです。

就労継続支援利用のその後

何事も前向きに生きたいですね。

長男は今日、就労継続支援の施設を休みました。

3月16日から就労支援継続の施設に通っていますが、それから半月がたちました。

通所2日目でいきな休んでからは、毎日通っていました。

施設には若くてやさしい女性の職員さんがいて、いつも気にかけてくれるそうです。

長男もいつもその職員さんの話をしてくれます。

ですが最近の長男は様子がへんなのです。

新型コロナウイルスの事でかなり動揺しています。

家ではニュースは絶対にみません。

それは必ずコロナウイルスの件が流れるからです。

私の住んでいるところは田舎なので、近くではまだ感染の事例はありません。

ですが、最近は「首都閉鎖」とか「緊急事態宣言」などの言葉でかなり、長男はビビッています。

その心配が積もり積もって動揺しているのです。

前日には、その職員さんにも新型コロナの話しをしたそうで、職員さんも

「休むのなら朝電話してね」

と言われたそうです。朝も自分から施設に電話を入れていました。

「今日は休みます。明日は必ず行きます。ご迷惑をおかけしましてすいません」

ちゃんと言えたことに対して感心をしました。

長男も自分の事を

「心配障がい者」

といいます。

つい最近のことですが、妻から

「私も子供もHSPだから」

統合失調症 忘備録③でも触れましたが

「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略だそうです。

人の言動に動揺しやすかったり、人の感情に自分の気持ちも左右されてしまったり、周囲の音、光、匂いなどが気になって仕方なかったり。あなたは今、そんな毎日を過ごしながら世の中を「生きにくい」と感じているかもしれません。

職場や学校、組織に属するのが息苦しく、自分を変えなければと悩んでいる方もいるでしょう。

以上 新宿ストレスクリニックHP引用

長男も私がそこまで思わなくてもというところまで心配をします。

妻も昔からかなりの心配性でした。

仕事面では結婚当初は家業を手伝っていたのである程度、融通もきたのですが、家業が倒産したため、他で働くことになりました。

他で働いた事が無いために大変苦労しました。

最初は仕事や人間関係に馴染めず、職業を転々としていた時期がありました。

それとうちの家族は音にもかなり敏感です、人の足音などはいつも察知します。

次男も妻に似たところがあります。耳もかなり良いため、小学校の授業中の離席は聴覚過敏だからだねと診断をされた事がありました。

HSPは繊細で感受性が豊かで、敏感な人を指します。

性格傾向を名称で表したものであり、病気ではありません。

家族は皆、ネガティブ思考なので、何とかポジティブ思考にチェンジできないか思案しています。

就労継続支援

自分の好きな仕事を見つけてほしい・・

長男は10月から「学校にはもう行かない」と不登校になっていました。

不登校のまま特別支援学校を3月に卒業しました(卒業式にもでていませんが)

長男は「卒業したら就労支援でがんばる」

と言っていました。

「無理するなよ」とはいいましたが、卒業してスムーズに働いてくれればいいなと思っていました。

就労継続支援とは・・・・

通常の事業所に雇用されることが困難な障害者につき,就労の機会を提供するとともに,生産活動その他の活動の機会の提供を通じて,その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業の事を言います。雇用契約を結び利用する「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があります。

長男の場合は、将来的には一般企業での就労を考えていますが現時点で難しいのでB型にしています。

簡単にいうと、就労継続支援とは働くための専門学校みたいなものです。

卒業式の次の週から就労継続支援のNPO施設で働くと言っていたので、事前に話をしにいかなけばいけないのですが、これは行く事ができました。

約5ケ月、不登校だったので、外に行くのに本人にとってはすごいエネルギーを使うはずです。

でも、ちゃんと行く事ができたので第一段階は成功しました。最初からまる一日働くのは大変なので、しばらくは午前中のみになりました。病院の先生もその方が良いと言ってくれています。

このNPO施設は家から車で20分くらいなのですが、往復送迎してくれるので助かります。

就労継続支援の出勤初日です。朝もスムーズに起きました。私たちは通常と変わらず接するようにしました。長男も自分の決まったルーティーンで出勤の準備をします。

私も長男が家を出る時間に合わせ、送迎バスの乗り場まで車に乗っていくか、聞きました。

送迎バスの乗り場まではものの500Mなのですが、心配もありました。

長男は「乗っていく」と答え、車内では自分のペースでやることと行きたくなければいかなくても良いことを伝えました。

そんな感じで一週間は何事もなく過ぎました。

本人も「学校より全然楽勝、楽勝」と言っていたので安心をしていました。

次の週の月曜日も変わらず出勤をして昼に帰ってきました。

昼を過ぎたくらいに、長男から私の携帯にlineがありました。

「もう行きたくない」

「ひきこもりのニートになる」×10回

私は急いで、家に戻り理由を聞きました

今日は特別支援学校を卒業した生徒が合流してきたり、ある他の利用者が学校の事を毎日聞いてくるのが苦痛だそうです。

明日は休むとのことです。

自分で休む事を選択できた事は良かったのですが、マイペースで続けてくれればありがたいことです。