統合失調症忘備録㉚「昼夜逆転」

この頃からだんだんと寝るのが遅くなり、朝起きるのも遅くなりました。

ころ頃私はは、学校にいけなくても規則正しい生活だけはと思い、夜9時までには風呂に入り、一緒に寝るように心がけていました

けれども次男は寝れなかったり、途中で目が覚めてしまいます。

寝れないので、パソコンやゲームをして過ごします。

そして普通の昼夜逆転ではなく、どんどん寝る時間がずれていくのです。

もちろん食事の時間もむちゃくちゃ。起きている時間は漫画やゲームばっかりするようになりました。

そのうちゲームだけでは飽き足らなくなり、パソコンに興味を持つようになります。


パソコンにすごい勢いでのめり込み、動画視聴などで一日は過ぎていくようになりました。

絵にかいたような引きこもり生活になりました。

私は次男ににどう接したらいいのか悩みました。

一般的に不登校になると昼夜逆転をして、ゲームやパソコンにのめり込むことが多いようです。

不登校になった子どもは、「学校に行けなくて申し訳ない」と罪悪感でいっぱいな場合が多いです。

そんな子どもにとって、みんなが登校したり、親が仕事に出かけたり、家事を始めたりで「一日が動き出す」朝という時間はとても辛いそうです。

みんなが活動する時間帯は寝て過ごし、世間が静かになる夜の時間に動くようになります。

次男は自分の気持ちを言葉にするのが苦手なので、そういったしんどい気持ちからイライラにつながり暴言になったと思います。

自分でもどうしたら良いのか分からないのです。

次男は当時

「自分は働けるのか?」

と心配をしていました。

次男がゲームやパソコンにのめり込むのは

「いじめにあった現実から逃避したい」という気持ちもあったと思いますが

「これから自分はどうなるんだろう」と不安で苦しんでいたと思います。

そんな不安とまともに向き合うのは、子どもにとっては辛い事です。

そこで、ゲームやパソコンにのめり込むことで気をそらしているのです。

ひきこもりになる理由はそれぞれだと思いますが

私は子どもが安心して過ごせる場所を守り、子どもの成長を信じて待つことが大切だと思います。

投稿者: ひろば

次男が統合失調症になってから大変な5年が過ぎました。絶望した事もありましが家族も落ち着いてちょっと余裕もできました。旅行会社に勤める旅すきな父。

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