卒業式にはでれないけれど

誰もいない教室には明日の卒業式のメッセージが手書で・・・ちょっと切ないです

今日は長男と一緒に福祉センターへ行く日です。

就労支援B型の施設を利用する説明を受ける為です。

就労支援B型とは正しくは就労継続支援B型といいます。

年齢や体力などの面で雇用契約を結んで働くことが困難な方が、

軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉サービスです。

以前は日中は外へ出ることができませんでした。

本人の中で

「学校に行かない罪悪感」

があり人と会うのを避けていました。

でも卒業が近くなるにつれ、以前は頓服の

リスペリドン( 抗精神病薬 )を一日の上限まで飲んでいましたが

卒業式が近くなるにつれ、薬の量も少なくなってきました。

11月より、不登校の長男ですが、

学校側はいつ来てもいいように

荷物など必要な学品はそのままにしてもらってます。

しかし、いつまでもそのままにしていただくこともできないので

卒業式の前日にいままでのお礼を兼ねて、長男の荷物を

取りに行く事にしました。

荷物を取りに学校へ行く日と

福祉センターへ行く日を合わせて

調子が少しづつ良くなってきた長男に、

「福祉センターの帰りに、学校に行ってみるか?」

打診してみました。

長男は少しなやみましたが、

「就労支援施設に行く気持ちが下がるかもしれないからやめておく」

私も

「学校にはいきたいけど行けない」

「卒様式に出たいけどでれない」

気持ちを分かっているのでそれ以上の事はいいませんでした。

福祉センターへ行った後、長男を家に送り

私一人で卒業式を明日に迎えた

特別支援学校へ荷物を取りにいきました。

(一人で荷物を持って帰れるかと・・・・)

学校には、もういかない。

    長男の課題・・・・・・・

長男は昨年の11月から不登校になっています。

今、ひきこもっている長男は

5歳の保育園の時に発達障害(自閉症スペクトラム)

と診断されています。

(この時のエピソードはまた後日)

発達障害の長男の苦手な特徴を簡単にいうと

「自分の気持ちを伝えることが苦手」

「人と接することが苦手」

「マイナス思考」

本人も自分の事を「心配障がい者」というくらいです(笑)

3月に支援学校の高等部を卒業します・・・・が、

「学校には、もういかない」

と言っています。

中学生の時も卒業まじかに、

二か月くらい不登校になりました。

思い当たることはあるのですが、

特に人生の転機になると、色々悩むようなのです。

長男は小学校の3年生までは普通学級。

4年生からは支援学級で過ごし

中学校も支援学級でした。

その後、特別支援学校に進学しています。

中学校の時は卒業直前で不登校になったのですが

最後は学校にいきました。

でも卒業式はでませんでした。

卒業式は校長室でしてもらい、卒業証書を手渡しでもらいました。

現在の高等部では、

「学校にはもう、いかない」

と言っていますし、

もちろん卒様式もでません。

長男は外出もほとんどしないので家でひきこもっています。

ただ、ひきこもっているだけでなく

本人も悩みや不安から

二階の部屋で暴れたり、大きな声をだしたりと

精神不安定になります。

私の基本スタンスは、

「今までよく頑張ったな」

「行きたくなければ、いかなくてもいいよ」

「行きたくなったら、行けばいいさ」

で、あくまでも「無理はさせない」のですが

(かかりつけのドクターの指示も同じです)

でも、親としての願望が

「そこまで悩まなくても・・・」

「学生最後くらいはけじめとして学校にいってほしいな」

という思いがちょこちょこででてきてしまうだめな親です。

「不登校は背中を押してやった方がいいんじゃないの」

という人もいますが、

不登校よりも一番心配しているのは

「二次障がい」なのです。

これは次男の時に、大変家族が苦しみました。

二度とない、学生生活を後悔しないかは心配ですが

これからの人生が長いのです。

長男は「卒業すればがんばれる」と言っています。

就労支援B型を利用しますが

行けるかどうかわかりませんが

焦らず、無理をさせず。

こどもを信じて見守るだけですね。

児童養護施設で育った元AKBアイドル

     仲川遥香 さん

爆報!THE フライデー

【芸能人の衝撃事件SP&元AKBアイドル貧困問題】

児童養護施設で育った元AKBアイドルが海外で芸能活動をしていた!

これまで隠してきた衝撃の生い立ちをカミングアウト!

JKT48で活躍した仲川遥香 さんですが、

幼いころからお姉さんと児童養護施設で暮らしていたそうです。

インドネシアで活動中突然、

お姉ちゃんが子供3人を残して死んでしまったそうです

身寄りがない姉の子どもの為に、海外での芸能活動をやめて

日本へ帰国するかと 思いましたが、

「子どもたちを施設に入れて自分は海外で芸能活動をします」と宣言。

ちょっと驚きました。

「児童養護施設へ行くことは悪い事じゃない」

「養護施設で育った私でもアイドルになれるという夢を持ってほしい」

(確かこのようなことをいっていたと思います)

状況はちょっと違いますが、次男も障がい児入所施設にいます。

(この事は又改めて書きたいと思います)

幼児〜18歳までが過ごす施設です。

半分は障がい児ですが、半分は親がいなくて

天涯孤独な子たちも多いようです。

次男は入所して二年たとうとしています。

なにしろ人に対して不信感をもっていたのが和らいでいます。

人に対してやさしい気持ちも持てるようになりました。

次男も入所することで、

障がいを持ている子供や同じ境遇の子供と

共同生活をすることで色々学べたのではないか?

自分を見つめなおす事ができたのではないか?

分かりませんが、

家に落ち着いていることもできず

外に出ることもできず

まして学校にもいくことができない。

統合失調症という心の病ですが

少しづつ癒されていったのではないか?

そんな事を重ねてしまいました。