動画広告でやられました③

うまい話しには必ず裏がありますね・・・・

私は仕事で出先だったのですが、空いた時間で何度も電話しました。

すると、消費者センターの方が電話していただいたおかげか分かりませんが、電話が繋がったのです。

「〇〇〇です」と女性の声。

〇〇ダイエットサプリメントのお試し価格を解約したいのですが。と言うと

「担当から後ほど電話させますので、しばらくお待ちください」

やっぱりな。

私は、2回目の解約は発送の7日前なので、明日までなのですが。と伝えると。

「担当でないと分かり兼ねますので、お待ちください」

と電話を切られました。

きっと、今度は怖い男の人から電話があるんだろうなと思い電話を待ちました。

3時間、4時間たっても電話がありません。

明日はあさから電話してみるかと思っていると、電話がありました。

会社で仕事をしていたので携帯電話に出ることもできず、先方の営業時間も終わっていたのでいずれにしても明日だなと思いました。

すると、留守電が光りました。

聞いてみると、

「担当の〇〇です。遅い時間に申し訳ございません。明日改めてお電話いたします」

優しそうな女性の声で、丁寧な口調でした。私は少し安心しました。

でも、タイムリミットは明日なので朝から電話をする意気込みでした。

明日電話すると、不思議と最初にかかりました。

「〇〇会社、〇〇でございます」

昨晩電話をもらった方でした。

昨晩、解約の件でお電話いただいた○○です。というと

「は?」と

○○さん、ですよね。留守電もに入っていたのですが。

「え?」

とても怪しいです。

とにかく差額は払うので1回目で解約していのです。どうすればよいのですか?

「はいはい」

なんなんだ!!

「電話ではできませんので、今からアドレスをいいますのでインターネットからお申込み下さい。お支払いは振込ですか?カードですか?」

振込です。と答えると

「入力すると、振込先がでますのでそちらへお支払いください」

私も一言いいたかったのですが、ここは我慢をして

1回目の支払いだけで良いのですよね。と確認すると「そうです」と答えました。

いつまでに払うといいのですか聞くと「今週中」と返答がありました。

私はもう二度とかかわりたくない思いで、言われて通りネットから解約手続きをして、指定の口座に振り込みをしました。

でも、アマゾンや楽天でも販売してるのになぜ・・と疑問をもったので他のこのサプリのサイトから「アマゾンからも申し込めます」をクリックしよくみると靴下のページで、このサプリは販売していませんでした。楽天も同様でした。

いい年をして、もったいない授業料だったな。

大反省したのでした。     

(このお話は終わりです)

動画広告でやられました②

後悔しても、あとのまつり・・・・

申し込み後から10日後。

解約しようと申し込み時に載っていたメールアドレスに送ると

返事がなく、翌日送っても返事がない。

電話してた方が早いかな。

通販の会社のホームページにのっていた電話番号へ。

「ただいま電話が大変込み合っています。しばらくたってから電話下さい。」

何度電話しても、このアナウンスです。

「おかしいな」

通販のホームページを慌てて詳しくみてみると、

「お申込みの20日後に2袋お送りします(11,300円 35%オフ)

「60日後には3袋お送りします」

とあります。

解約の欄には

「お申込みの20日前まででしたら解約できます」

つぎに、

「2回目の解約は発送の7日前までにご連絡下さい」

「お試し価格の方は差額をお支払いいただいて解約となります」

と小さく書かれています。

ということは、

つまり、

お試し価格でも、解約なら正規料金の8,800円はとにかく払わなければならないのか(正規料金とは到底思えないが)

まてまて、それだけじゃない。

2回目の解約は発送の7日前までにということは、20日ー7日で13日前までに解約しないと2回目は払わなければいけないという事です。

今日は購入後12日前なので明日までに解約しないと2回目の解約に間に合わないということです。

じゃあ、あさって解約しても8800円×3個で26400円は払うということなのか。

「完全にやられた・・・・・・」

何度電話してもでないし、

これが手なのか・・・・

何か方法はないのか・・・・

ネット通販はクーリングオフできないし

私は消費者センターに電話して相談する事にしました。

事情を話すと、担当の方は

「最近このような、電話がとても多いのですよ。」

と優しく答えてくれました。

私はそんなに多いのなら何とかなるのかな?と希望を持ち、今回のトラブルの会社のホームページのアドレスを伝えました。

「あ~これですね」と少し時間をかけて見ていただきました。

「こういう、おいしい話は100%危ないのですよ」

そうですよね。

「ほんとですね。小さく書かれてますね。ても小さくても読めますしホームページに書いてあれば法的には問題ありませんよ。」

ガクッ。

何か方法はないのか?聞くと、

「お試しを解約する前提の話になってしましますが」

(8,800円ー500円の8,300円を払うのはやむなしで、2回目の分まで払う事を回避するということ)

「とにかく何回も電話してください」

「メールも何回もして下さい。何度電話やメールしてもでない事と、返事が無いのでこのメールをもって解約とする。ということを書いて送って下さい」

2回目発送の解約の日にちが明日までしかない事も伝えると、

「メールだと届いていないと言われる可能性があるので、手紙でも同じように書いて、特定記録で送ると良いかもしれません。」

(特定記録とは受け取ったという証明書が発行される)

「私の方からもその会社に電話してみます」

消費者センターの方は、そういうと電話を切ったのでした。

次につづきます・・・・・。

動画広告でやられました①

ネット通販は便利ですが・・・・

私はお笑い好きで良く、芸人の動画配信をみます。

余談ですが、最近の自分の推しは、

「さらば青春の光」(ネタが天才)

「スーパーマラドーナ」(M1への情熱は共感します)

「パーパー」(ほしのディスコの自虐ネタと演技は神)

「ぺこぱ」(2019年M1、3位乗りつっこまないはブレーク間違いない)

です。

あるお笑い芸人のユーチューバーで人気の動画をみていると、広告で

「ダイエットサプリメント初回500円」の文字が。

「メーカー希望小売価格 8,800円 が 94%オフ」

それも

「サプリで脂肪と糖質の吸収を抑えるので食べ物の制限がいらない!」

「脂質・糖質の吸収を抑えてスリムボディを目指す!」

「すきなものをすきなだけ食べていいんです!」

「食事制限なし!」

実は、昨年初めて健康診断に引っ掛かりました。

尿酸値と肝機能ですが、再検査で医者に言われたことは

「痩せなさい」と言われました。

当時、体重は90キロありました。

そして今年も正月明けてすぐ検診がありました(少なからず寝正月の影響がでるのでこの時期の検診はやめてほしいのですが・・・)

またまた引っ掛かかってしまい、再検査を来月受けることになっていたのです。

「また痩せなさい」と言われるな。

体重も変わらず90キロあります。

「絶食しようかな」と悩んでいた時でした。

「食事制限なしで、マイナス10キロ」

まじか。と思い

怪しいなとは感じていたのですが

「有名な芸人のユーチューブでの広告だから詐欺はないよな」

「500円だし」

インターネットで申し込みのページを開いてみました。

「お試しは3回の定期購入が条件」

「お申込みから20日以内なら解約可能」

解約できるのならば申し込んでみるか。と思いました。

一応ネットで運営会社などのサイトを調べました。

評価のサイトも上位にたくさんありました。結構評価良いです。

調べると「アマゾン」や「楽天」でも通販の扱いがあるようです。

「会社のホームページもあるしアマゾンや楽天でも扱っているなら大丈夫か」

「20日前なら解約できるし、500円だから」

軽い気持ちとお試し間隔でネットから申し込みをしてしまったのでした。

次回につづきます・・・

ドキドキ 転任・新任 教員の移動

修学旅行は一生に一度の思い出です

今の時期、新聞に先生方の転任・新任の一覧が掲載されます。

私の会社は、その内容に一喜一憂します。

なぜか?

先生方の移動で会社の売り上げが大きく変わる場合があるからです。

これだけでは分かりませんよね?

ズバリ「修学旅行」です。

旅行会社の一番の安定売り上げは修学旅行です。

修学旅行は毎年必ずあります。今の新型コロナウイルスだって中止にはできないのですべて延期になっています。

それと学校の規模もありますが、生徒の人数が多ければ、取扱額も大きくなります。

もちろん修学旅行の選定は何社かによる入札です。

私の地域の学校はほとんど4社入札です。

「入札だから、先生の移動とか関係なくない?」

とおもわれると思いますが、

違うのです。

確かに料金の安い、高いもあると思いますが

ですが修学旅行の場合は内容の方が重視されます。

〇学校の主旨が反映されているか?

〇希望の日にちで実施できるか?

〇宿泊施設の内容(立地、サービス、食事)

〇安全に配慮されているか・・・・・・・・・などなどです。

以上はだいたいどの旅行会社もクリアできています。

ですので、もっとも重要なのは

学校との相性です。

相性が良ければ、同じ旅行会社を数年利用される傾向があります

具体的には、

まず過去に修学旅行でトラブルがあると問題外です。

担当者が変っても数年はダメです。

過去の実績も関係されると思いますが

一番は、校長先生との相性です。

校長先生の権限は「修学旅行」においては絶対です(だと思ってます)

何年もトラブルなく、高評価をいただいていても

校長先生がかわったとたんに、他社を利用されるケースが多々あります。

校長先生も2~3年で同じ地域の他の学校へ転任されます。

ですので、

「この校長先生は〇〇派(旅行会社名)だから駄目だ」

とか

「〇〇校長先生がきてくれた。安泰だ!」

などの次回の修学旅行の入札の展望がみえてくるのです。

今回、新型コロナウイルスの影響で旅行業界は深刻な打撃を受けています。

もしこれで日本が不景気になってしまいますと、新型コロナウイルスが終息しても社員旅行などが減少してしまい更なる打撃を受けます。

ですので安定収入の修学旅行は絶対落とせません。

もう少しで新年度がスタートします。

新型コロナウイルスの影響で厳しいのは、皆一緒です。

全力で頑張るのみです。

障がい者の進路・高卒後「就職か施設」

障がい者だって青春を謳歌したい

Yahoo!ニュース で上記の記事を読みました

高卒後の進学「選択肢すらありませんでした」。

以下抜粋。

「東京都内に住む長谷川正人さん(60)の娘、明日菜さん(28)には重度の知的障がいがある。進路選択を迫られたのは、特別支援学校高等部の卒業を控えた10年前のことだ。長谷川さんはそこで、大きな戸惑いを覚えた。

進路面談で、学級担任が『実習に行ったことがある福祉作業所で働きましょう』と言うんです。明日菜の発達段階は幼稚園の年中か年長くらい。働くには早すぎるのではないか、まだ成長するのではないか、と~」 

 以上の理由NPO施設で障がい者の為の大学をオープンさせているそうです。

 もちろん通常の「大学」とは違い制度上は福祉サービスに位置付けられるそうです。

「~知的障がい者が大学に通うと言うと、『大学をなめるな』という意見も受けます。ですが、学士や単位を取らせろというわけではありません。では、何のために通うのか。日本では、(障がい者の)早期就労が良しとされています。働けてよかったね、と。でも、それは差別ではないですか? 障がいがあっても、学んだり、青春を謳歌したり。健常者と同じように選択肢があっていいはずです」

私も長男の時の話で特別支援学校の時に進路の話がありました。

その時も

「一般企業の就職」又は

「就労移行支援、就労継続支援A型かB型」のお話でした。

先生も働く前提のお話で、その時私も高等部を卒業したら働くものと思っていました。

長男の同級生も皆、同じです。進学する人はいません。

「早く自立できるように、働いた方がよいのではないか?」

私もこのように、働いて生きていく力ををつけさせたいと思っていました。

近くにはこのような障がい者の大学は近くにありませんが、学ぶことができるのはすばらしいことだと思います。

長男は今は就労支援継続のB型の施設を利用しています。

仕事をして家に帰る変化のない生活です。

障がい者が学んだり、運動したり、楽しんだりすることが就労継続支援の施設ではできません。

上記のような大学もあれば障がい者の進路の選択の一つになり励みにもなります。

また大学までにないにしろ働きながら障がい者が学んだりできるのうなフリースクール的なものがあればこれもいいと思います。ちょっと考えてみたいです。

統合失調症忘備録①「プロローグ」

「統合失調症」になった過程を振り返ります。

プロローグ

以前、「ひきこもりTV,回復した娘」という記事を書きました。

このテレビのお母さんは娘の首を絞めて一緒に心中をしようと考えたこともあると答えていました。

私も同じように次男がひきこもりの時に何度も考えた事があります。

私もどうしたらよいか分からない時、ネットの記事を見たり同じような境遇の方を参考にしました。

良いと思ったことは試しては失敗の繰り返し、試行錯誤、トライ&エラーで何とか5年間、落ち着いた生活ができるようまでなりました。

ここまでこれたのは、学校の先生方、病院の先生方、病棟の職員の方、福祉施設の職員の方、行政の方などのお力があったことに対して大変感謝をしております。

ですが私自身、あの時ああすれば良かった、このようにすれば良かったと思う事がたくさんあります。

次男は「統合失調症」になるほど傷つきました。

親としても、このような時にどうしたら良いか分からず、先が見えず、行き詰ってしまう事があった時、好転する何かのきっかけになればと思い、資料など残っていますので整理しながら振り返ってみたいと思います。

一番辛い思いをしたのは次男です。

このようなお子さんがいなくなりますように。

東京オリンピックの延期・払戻し?

課題は山積みですね

東京オリンピックが延期になりました。

旅行会社としていも延期になる想定はしていました。

つい最近までは国際オリンピック協会は、開催を予定通り開くと主張してましたので早い展開で驚きました。

遅くとも2021年夏までの開催という合意内容のようです。

ですがこれからの会場確保や宿泊先など課題は山積みだと思います。

当社もオリンピック観戦の団体ツアーを受けています。

予約当初は団体の場合のオリンピック観戦の予約の条件としましては、観戦チケットと宿泊はセットになり変更ができませんでした。

ただし今回の新型コロナウイルスのでのオリンピックの延期は当初予定の観戦日程が大幅に変更されることで、原則全額の払い戻しになると思います。

もちろん日程をスライドしてでも、東京オリンピックを観戦したい人もいると思います。

払い戻しをせずにそのまま日程をスライドすることができるのか?

これはまだ分からないので、これからの協議になると思います。

お客様にも協議の連絡を待った上で改めてご連絡をするとしています。

そこでどのような選択肢があるのか検討をするのが、今の最善かと思います。

温泉に行きました。

温泉はいいですよね~

先日、次男と近くの温泉施設に行ってきました。

次男の普段の日常は、学校のある平日は、夜は障がい者入所施設から学校へ通い、施設で過ごします。

学校が休みの週末は私の実家で外泊をして過ごしています。

不登校の時も私の実家にいました。

家にいることができなかった理由は、

●いじめられた時のフラッシュバックで落ち着かない(暴れる)

●自閉症の兄とうまくいかない(兄が弟を恐れてる)

以上なのです。このながれで私の実家も家から30分程度ですし次男も落ち着くようです。

3月に入ってからは新型コロナウイルスで学校は休みです。ですが平日は施設で過ごすようにしています。

次男は学校が休みならば、私の実家にずっといたいといいます。しかし4月から高等部に上がり、環境の変化もあるので、今までの生活をした方がいいと思い、

「施設の方がにぎやかでいいよ。」というと納得してくれます。

何よりも、施設で過ごすようになってから病気が良くなったからです。

でも、いつもより1日伸ばして月曜日に施設に帰るようにしています。

私はといいますと平日は家で過ごし、週末は実家で次男と過ごす生活です。

施設の風呂は家庭用です。時間を決めて交代で入ります。病気になる前は、私も温泉好きなので、日帰りで色々な温泉に入りました。

次男は自分から温泉に行きたいといったのは約5年振りです。支援学校に通い始めてからも、温泉には行きたいと言いませんでした

以前は、とにかく人を恐れて家を出れませんでした。

温泉にいきたくなった理由を聞くと

「温泉はお風呂が大きくて気持ちがいい」

温泉の中に入ると、私から離れることはしません。

隣あわせで体を洗い大浴場に入りました。

次男は外の露天風呂にもいきたいようで一緒にヒノキのお風呂に入りました。

「気持ちがいいなぁ」

こんな日常を再びできるようになった事を感慨深く感じたのでした。

ひきこもりのTV・回復した娘

ひきこもることも大切だと思います。

テレビ番組「NEWSな2人 」~【10年ひきこもり女性を直撃!小山が説得…久々の外出で驚き結末】(再放送)をみました。

下記概略を引用。

「渡邉美智子さんは娘の真美子さんやひきこもりになっていると語り、10年経つという。娘の首を絞めて一緒に心中をしようと考えたこともあると答えた。スナックを経営しながら二人の娘を育てた美智子さん。長女の真美子さんは23歳頃からひきこもりになった。美智子さんは仕事をして欲しいと訴え、その真美子さんの元へ訪れた。真美子さんは部屋の中でテレビを見たりし、10時に起床している。

渡邉真美子さんはひきこもりになった理由に太り始めて友人に陰口を言われたことがきっかけと答えた。さらに距離を縮めようと小山慶一郎はゲームを提案し、真美子さんは面白かったと答えた。ここで小山は真美子さんが変われるようにジムに行かないか?と提案し2年ぶりに外へ出た。」

渡辺さんは、友達に陰口をいわれ、自分に自信を無くしてしまい、ひきこもってしまったようです。

私の場合は長男、次男ともひきこもり、不登校になっています。

長男の場合は、中学三年生の時の三学期に3ケ月と特別支援学校の高等部三年生の時に5ケ月。

次男の場合は、小学校4年生の3月から中学校2年生になるまでの4年間と少し。

長男は発達障害です。先を見通すことが苦手で対人不安が強い為、卒業が近くなると未来の不安が強くなりひきこもってしまいます。

そのため卒業式が終わり次の進路に進むと環境の変化に慣れれば適応していきます。親としてはなかなか理解の難しいところでしたが直近の高等部の不登校で分かってきました。

昼間は家にひきこもりですが、夜は外に出る事ができました。

近年のひきこもり はコミュニケーション障害を有している発達障害、あるいは発達障害の傾向を持たれている人も多いようです。

次男はテレビのケースと似ています。学級崩壊とイジメでひきこもりになっています。長男の時と違い障害はあまり関係ないようです。

ただし、統合失調症になるくらいのダメージを受け入ています。

次男のひきこもりは、まったく家から出れません。部屋からも出れません。トイレにも行くことができませんでした。

ゴミ箱におしっこをしたりするので、おまるを準備したほどです。幻聴、幻覚、暴力、暴言と大変でした。

ひきこもりも十人十色、ひとりひとりの背景も様々だと思います。

テレビのひきこもりの方は、「背中を押してくれる」人と「自信の回復」が大きいのだと思います。

つまり「自己肯定感」です。

長男、次男とも今はひきこもりから回復しています。

ひきこもりは日本に115万人以上いると言われています。

このテレビのお母さんは娘の首を絞めて一緒に心中をしようと考えたこともあると答えていました。

もし少しでも参考になるところがあれるのであれば、苦しかった過去ですが振り返ってみようかと思いました。

コロナ問題で気になる交通機関の換気

「換気とフィルターで安全」と分かっていても・・・・・

新型コロナウイルスにより航空機や鉄道、高速バスなどの減便や運休などが相次いでいます。

減便や運休は感染対策もあるかもしれませんが、やはり利用者が減って赤字になるからということですよね。

私どもの旅行会社も4月の団体もほとんど延期になってしまいました。

延期ならまだしも、

「こんな事があって、わざわざ旅行に行かなくても」

と中止になる場合も多いのです・・・・・

ですが交通機関ですので、利用する方もいるわけで感染症対策は大変気になるところです。

最近メディアでも「クラスター感染」という言葉をよく耳にします。

集団感染の「3条件」として政府は下記のようにしています。

①密閉空間であり換気が悪い

②近距離での会話や発生がある

③手の届く距離に多くの人

航空機や鉄道(特に新幹線など)を利用される方はは密閉空間で心配という方が非常に多いです。

航空会社においては

「換気とフィルターで安全」

としています。

機内換気システムんぼ概要として

①3分毎の交換(50%は再換気)

②上方(天井)から下方(床)への空気の流れ

③高性能HEPAフィルターの採用

 (ウイルス・最近をほとんど除去する。0.3ミクロン、99.97%の捕捉率)

鉄道や高速バスにおいても、

従業員のマスク着用はもちろんですが、消毒液を置いたり、車両の消毒など取組をしています。

特に新幹線は優れた換気性能を備えています。窓の上に半円状のスリットがあり、そこに手をかざすと常に風が出ています。臭い対策でもあります。

集団感染の「3条件」のなかで近距離での会話や多くの人などは、マスクなどして気を付ければ多少自己防衛できると思います。

団体ではなく、少人数の旅行であれば・・・・

高級ホテルも今なら半値以下で宿泊できるところも多いです。

もちろん100%大丈夫だとはいえません。

コロナウイルスのワクチンもない今は旅行も覚悟がいりますね。

一日も早くインフルエンザウイルスのワクチンなどのようなものや検査薬ができることを祈るばかりです。

就労継続支援

自分の好きな仕事を見つけてほしい・・

長男は10月から「学校にはもう行かない」と不登校になっていました。

不登校のまま特別支援学校を3月に卒業しました(卒業式にもでていませんが)

長男は「卒業したら就労支援でがんばる」

と言っていました。

「無理するなよ」とはいいましたが、卒業してスムーズに働いてくれればいいなと思っていました。

就労継続支援とは・・・・

通常の事業所に雇用されることが困難な障害者につき,就労の機会を提供するとともに,生産活動その他の活動の機会の提供を通じて,その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業の事を言います。雇用契約を結び利用する「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があります。

長男の場合は、将来的には一般企業での就労を考えていますが現時点で難しいのでB型にしています。

簡単にいうと、就労継続支援とは働くための専門学校みたいなものです。

卒業式の次の週から就労継続支援のNPO施設で働くと言っていたので、事前に話をしにいかなけばいけないのですが、これは行く事ができました。

約5ケ月、不登校だったので、外に行くのに本人にとってはすごいエネルギーを使うはずです。

でも、ちゃんと行く事ができたので第一段階は成功しました。最初からまる一日働くのは大変なので、しばらくは午前中のみになりました。病院の先生もその方が良いと言ってくれています。

このNPO施設は家から車で20分くらいなのですが、往復送迎してくれるので助かります。

就労継続支援の出勤初日です。朝もスムーズに起きました。私たちは通常と変わらず接するようにしました。長男も自分の決まったルーティーンで出勤の準備をします。

私も長男が家を出る時間に合わせ、送迎バスの乗り場まで車に乗っていくか、聞きました。

送迎バスの乗り場まではものの500Mなのですが、心配もありました。

長男は「乗っていく」と答え、車内では自分のペースでやることと行きたくなければいかなくても良いことを伝えました。

そんな感じで一週間は何事もなく過ぎました。

本人も「学校より全然楽勝、楽勝」と言っていたので安心をしていました。

次の週の月曜日も変わらず出勤をして昼に帰ってきました。

昼を過ぎたくらいに、長男から私の携帯にlineがありました。

「もう行きたくない」

「ひきこもりのニートになる」×10回

私は急いで、家に戻り理由を聞きました

今日は特別支援学校を卒業した生徒が合流してきたり、ある他の利用者が学校の事を毎日聞いてくるのが苦痛だそうです。

明日は休むとのことです。

自分で休む事を選択できた事は良かったのですが、マイペースで続けてくれればありがたいことです。

旅行会社の新型コロナの対応

新型コロナの終息を祈るばかり・・・・

新型コロナウイルスが世界的に感染が広がるにつれ、一番問合せが多かったのが近々の旅行のキャンセル料についてです。

当社の場合は基本的には新型コロナウイルスの関係の場合はキャンセル料は収受していません。

ただし、パックツアーに関しては一部例外があります。

通常海外旅行のパックツアーの場合、ほとんどが30日前から20%のキャンセル料が発生します。

キャンセル料に関しては、国土交通省の「標準旅行業約款」に基づきます。

今回のコロナウイルスの場合は、外務省が発表する「感染症危険情報」で渡航や滞在が危険だとされている国・地域だとキャンセル料はいただきません。

外務省は危険度を1~4で表しています。

危険度レベル4は渡航中止勧告です。

旅行会社はレベル2以上ですと旅行会社はほとんどツアーを中止するためキャンセル料は発生しません。

海外旅行へお申し込みいただいているお客様へは一通りご案内しまして、旅行に行く意志を確認しました。

もちろんご出発30日前の方はキャンセル料はかかりません。

ただし外務省の危険度がでていない地域に関しては旅行会社もツアーが実施できるものとしているので出発の30日前からキャンセル料をいただくのです。

このケースに関して理解いただける方は良いのですが、ウイルス感染が心配でキャンセルしたかった方の中では理解していただけなかった方もいました。

「もし感染したら、責任をとってもらえるのか!」

とても困りました。

感染しましたらお客様の自己責任になります。キャンセルをするならば、規定のキャンセル料金を払っていただければキャンセルできますし、外務省での危険度がでていない事についても説明しました。

最終的にはしぶしぶ理解をされキャンセルされました。

お金はキャンセル料を差し引き返金しました。

これから春休みで海外旅行も計画している方もいると思いますが、外務省の渡航情報を確認して気を付けてお出かけください。

旅行会社の新型コロナの影響

新型コロナウィルスで大打撃を受けています。

私は旅行会社に勤めています。主に団体旅行の営業をするプレーイングマネージャです。

学生の時から地理が好きで良く旅行にも行きました。知らない土地へ行き、うきうきする感じがとても好きです。

この仕事のいい事は、営業はある程度数字をだしていれば、仕事の時間配分を自分で決めれることです(私の会社だけかもしれませんが・・)

今まで家族も色々あったのですが、次男の病気に関してはデリケートな事だったので会社には伝えていません。

私は外回りが主体なので、営業を兼ねて子供の用事ができた事は大変助かりました。

もうひとつ、旅行会社に入って良かった事は、添乗員として旅行に同行できることです。旅行会社に就職したのはタダで旅行ができるという、よこしまな気持ちでした。

入社当初はタダでいろい色なところへ行けて楽しかったのですが、実際はお客様ありきなので、自分の好きなとこには行けませんし、主は営業なのでいつも数字に追われてばかりです。

家族が大変な時期は私も心労で大変だったのですが、添乗員として色々な場所に行くと気分転換できたり、温泉に入ってリフレッシュでいた点は良かったと思っています。

ただ添乗員として出る場合は家を空けてしまうので、それはそれで心配でしたが、家族がサポートしてくれました。私の両親や障がい者施設の方には大変感謝しています。

前置きが長くなりましたが、

当社が今の新型コロナウィルスの影響が極端に出始めたのは2月の上旬です。

一月下旬は中国の武漢でのコロナウイルスの蔓延に対して、団体旅行でも中国や日本でも春節で中国の方が多いところは気を付けて、マスクや手洗いなど気を付けましょう程度でした。

ところが二月に入り近々の二月~三月の旅行のキャンセルが相次ぎました。

いちばん敏感なのは教育旅行です。

私の地区は5月~6月が修学旅行のピークに入ります。

修学旅行の中止は子供たちにとってもありえないので、予定実行か?延期か?の二択になります。

ただ学校としては秋は行事が多いので予定通り実行したいのが本音です。

しかし延期にするにしても学校側としては、それぞれ修学旅行への思い入れやコンセプトがあり旅行日程の形を崩さないのが基本です。

ですので現状の日にちはそのままで、延期の場合に際して早く仮押さえをする必要があるのです。

それと中学校の場合はほとんどがJRを利用するのでJRは仮押さえができないので延期の場合は早めに決定をしなければいけません。

今現在は中学校はすべて秋に変更になりました。

小学校は仮押さえの段階でまだ様子をみている状況です。新年度早々には結論をだしていただくようお願いをしていますが、おそらく秋以降に延期になると思います。

3月の団体はすべてキャンセルになりました。4月以降もキャンセルが相次いでいます。

新型コロナウイルスは不透明な状況なので心配です。早期終息を祈るばかりです。

スーパー校長先生がきた。

学級崩壊は深刻な問題です

次男とスーパー校長先生とは一度も会ったことがありません。

私は定期的に校長先生とはお会いし、子供の近況や先の見えない状況をお話ししました。校長先生はいつも

「トライ&エラー」ですよ。

といつも励ましてくれました。

小学校卒業時、校長先生からお手紙をいただきました。

当時の次男は、入院する前で幻聴、幻覚がひどく、部屋から全くでれない状態でした。

校長先生から手紙をもらったことは伝えたのですが、読む気力がありません。

私はいつか、渡すタイミングがきらた渡そうと思っていました。

そして特別支援学校の中学部を卒業した時、渡しました。

「小学校卒業した時の校長先生の手紙や、読んでみて」

次男は一度も会ったことがないので「?」という感じでした。

「いい校長先生やったよ。最後まで心配してたし」

次男は読み終わると

「本当や。この手紙もらっていい?」

自分のリュックの中にしまいました。

このような事が書いてありました・・・・・抜粋です。

「逆風も、振り返れば追い風になる」

人生にはいろいろな事があります。

風当たりが強く、なかなか前に進めない。自分だけが上手くいかず、周りから取り残されて苦しい思いをしているなどと感じることがあったならば、この言葉を思い出してほしい。

「どんなに辛くとも、自分の味方や進むべき方向に柔軟性をもたせれば、さっきまで逆風だった風も、一瞬にして追い風となり自分の味方になることもある」

よく悩み苦しみました。そしてよく自分の事を、家族のことを考えました。それは絶対に無駄な時間ではありません。いつの日か

「あの二年間があったからこそ・・・」

と思える生き方をすればよいだけです。焦ることも、慌てる必要もありません。誰の人生でもなく君の人生なのですから、君は、君のペースで進めばよいのです。

まずは、しつかりと療養をして、再び元気な心を取り戻してください。そして、この先のことを考えられるようになった時に、もう一度この手紙を読んでくれると嬉しいです。

では、読んでくれてありがとう。さようなら・・・

私、自身も励まされたのでした。

学級崩壊

小学校卒業時、校長先生からいただいたことば。

私は次男が病気になる前からPTAの役員をしていました。

当時、次男の学年は、「学級崩壊」をしていました。

PTAへも保護者より苦情が来たため、何度か授業を参観しました。二人のお子さんにより授業ができない状態でした。

二人のお子さんは、授業中ウロウロするのは日常で、先生に関係ない事を話しかけたり、寝転がったり、水槽で遊んだり、騒いだりと・・それに何人かつられて他のお子さんも騒いだりとすごい状態でした。

一緒に参観した保護者の方は

「まるで動物園だ」

と言っていました。

担任の先生も授業ができないので完全無視をしていました。

ですが、ある日倒れてしまい、ノイローゼになってしまいました。

教育委員会の方が何度も来たり、個別授業をしたりしていました。

その中で何人かの他のお子さんに異変がでてきました。

そのうちの一人が次男です。日々イライラが強くなってきました。授業を受けたくないと出て行ってしまうこともしばしばありました。

授業を受けたくないというお子さんは数名いたのですが、あるお子さんは我慢ができず転校してしまいました。

PTAからも学級崩壊をしているお子さんの保護者にもお願いをしたのですが、一人のお子さんが学校のせいの一点ばりで、全く受け入れず手づまりになっていました。

今思うと保護者の方もどうすればいいのか分からなかったと思います。

学校側もデリケートな問題なようで、そのお子さんを別授業にするなどできないようです。

私は長男が発達障害なので、自分なりに勉強していました。

「おそらく、ADHDなんだろうな」

ADHDとは注意欠陥多動性障害の事です。

障がいのの一つで本人が悪いとか、保護者の育て方が悪いとかではないことも分かっていました。

ですが、学校も校長先生も、PTAもどうしたらよいか分からず一日一日が過ぎていってしまいました。

PTA会長がある日、

「来年、スーパー校長がくるんだって」

教育委員会にいる先生なのですが、学校がピンチ?の状態になると学校に派遣される校長先生の事だそうです。

私たちは、スーパー校長に期待していました。

ですが、新年度になる前の3月、スーパー校長先生がくる寸前に、次男は上級生から暴行を受けて不登校になってしまうのでした。

つづく・・・・

涙の卒業式。

次男は初めて卒業証書を手渡しでいただくことができました。

次男が通う特別支援学校の病院分校は「小学部」「中学部」「高等部」があり、病弱者・肢体不自由者を対象としています。全校生徒数は12名です。

卒業式は新型コロナウィルスの関係で、在校生や来賓もなし。

先生も関係者のみ。

式自体も簡略化して40分で終了予定です。もちろんマスクは全員着用。

卒業生は中学部は次男だけ。小学部1名、高等部2名の合計4名です。

次男以外は肢体不自由児で車いすを利用しています。

2月29日から突然の休校なってしまいましたので、久しぶりの学校です。

休みの間、

「卒業すると先生に会えなくなるからさみしい」と言ってました。

病気の時は「さみしい」や「たのしい」などの感情の表現ができませんでした。

じゃあ分校に戻る?」と私が聞くと、

「友達がほしいから、本校でいい」

先日、合格発表がありました。その後にすぐオリエンテーションがあり、おそらく生徒は30名ぐらいいたと思います。オリエンテーションの間も本人も落ち着いていました。病気になる前は友達もたくさんいて良く自転車で遊びに行っていました。

ひとりぼっちの期間が長かったので、以前のようであれば何よりも友達がほしいはずです。

特別支援学校ですが、高等部へ行くにも入試があります。入試の時も私も同行しましたが全くできなかったと言ってました。

次男は4年生から全く勉強をしていません。

中学部も「人に慣れる」ことを目的とし、ストレスがかからない勉強をしていましたので、できなくても当然なのです。ですが受かるかどうかとても心配していました。

先日の合格発表では大変喜んでいました。支援学校ですのでよほどの事が無い限りダメなことはないと思っていたのですが・・・

いよいよ、卒業式が始まりました。

小学部のあと、次男の名前が呼ばれました。

「はい」

大きな声で返事をしました。

校長先生の前へいき、お辞儀をして、卒業証書を受け取りました。

私は涙を流していました。

短い卒業式が終わりました。

先生方にも色々とお礼をしたかったのですが、病弱なお子さんや、呼吸器の関係でマスクのできないお子さんもいるので、早めに退散しなければなりません。

突然の休校もあり、もっとお礼をしたかったのですが、私は次男と先生方に深々とお礼をして二年間お世話になった学校を去りました。

これで、義務教育も終わったのか。

次男も頑張ったけども、父さんも頑張った。

運転をしながら、また目頭が熱くなったのでした。

精神科病院退院から施設の入所へ

特別支援学校の病院分校の体育館。中学部の卒業生は次男のひとりだけ

次男は小学校を卒業後入院しました。

その後、症状が少しづつ改善され二学期の後半から入院先の病院内にある支援学校の訪問中学部へ転校。

地元の支援学校の分校へ転校後は私の実家で過ごし通学する事になりました。

この支援学校の分校は病院に隣接をしていて、主に肢体不自由児の方が通学されています。

全校生徒は8名、次男の中学部二年生は次男一人です。

学校は行くものの、家に帰ると以前ほどではないですが荒れていました。

幻聴による暴言、ものを投げる、壊す・・・など

「また再現か・・・・・」

私の実家には私の父と母がおります。

私が仕事で不在の時は父と母が面倒をみてくれますが

次男の荒れように高齢の父母も限界でした。

再入院も何度も考えました。

ですが病院のケースワーカーの方も

「再度入院しても前にはすすみませんよ」

「大変だと思いますが頑張ってください」

と、いうとこはわかるのですが、現実問題、実家で次男と暮らす事は難しく

どうしたらよいのか・・・

ある日、父より電話がありました。

「暴れて手の付けようがない。今すぐきてくれ」

実家に戻ると大変なことになっていました。

戸が破壊され、物が散乱、障子はビリビリ

もうめちゃくちゃでした。

「一時保護しかないな。」

以前相談した、児童相談所に連絡し一晩相談所で過ごしました。

こんなことが何回かつづきました。

これでは私ももたない。

地元の精神病院で大人と一緒に入院させるか・・

私も精神科に通っていて、処方してもらった薬も強くなっていました。

児童相談所より、ためしに障がい者入所施設で短期入所をしてみますか。

すぐ返事をしました。

障がい者入所施設の方は

「何か問題をおこしたらすぐ精神科で隔離します」

厳しい言葉でした。

「分かりました。」

当初は入所施設で少々荒れたこともありましたが、他の利用者に迷惑をかけることもなく、気持ちの波はあるものの比較的落ち着いて過ごせました。

ただし障がい者入所施設を一か月に利用できるのは15日までです。

「落ち着くと家に戻る。」

「支援学校にいくと不安定になる。」

「障がい者入所施設で短期利用する」

その繰り返しでした。

6月になると障がい者施設の方から

「落ち着いて過ごせるようですので入所しましようか?」

本人もこの環境で過ごす事に自信がでてきたようで、入所をしながら支援学校に通うこととなったのでした。

つづく・・

次男は「統合失調症」

入院当日、玄関の桜の木は満開でした・・。

今日は次男の中学部の卒業式でした。

とても天気が良い日でした。

この日を迎えることができるとは数年前までは考えられませんでした。

思えば・・・・

小学校3年生ぐらいから次男の学年は学校内でも目立っていました。

いわゆる「学級崩壊」をしていました。

二人の児童が特ににひどく、4年生になると授業どころではありません。

また、その頃次男はいじめにあっていました。

気の強い次男はいじめらていたことを私たちに伝えていませんでした。

このことは今でも大変悔やんでいます。

2月に上級生4名から暴行を受けた事をきっかけに学校に行けなくなりました。

もちろん小学校の卒業式もでていません。

不登校になると次男は、

日に日に幻聴や幻覚がひどく、毎日暴れたり、暴言や暴力で家族も疲弊していました。

どのようにしたらよいのか?全く見通しがつきませんでした。

色々な病院の先生に診てもらいました。評判の良い先生がいると聞いたら何時間もかけて病院で診察してもらったり、あらゆる行政に相談したり、書籍やネットなど自分なりに調べたりと出来ることは手を尽くしました。

しかし家族が限界で崩壊寸前だったので色々考えましたが入院をさせることに決めました。

地元には、児童精神科の入院施設がないため隣県の国立病院へ入院させることになりました。

隣県といいましても、家より入院の病院までは車で3時間かかります。

小学生の次男を一人親元を離れ入院させるには抵抗がありました。

しかし当時の家族の状態としては

妻は次男の対応でうつに・・・

長男も自閉症スペクトラムでもともと不安定であり、攻撃的な次男には全く対応ができません。

私も次男の対応に疲れはて、精神科に通院中・・・

私一人、病院の近くに転職をして住むことも考えましたが、

入院する国立病院のケースワーカーの方が

「24時間体制でケアーしますから小学生でも大丈夫ですよ」

「遠方の方もいますし、他にも小学生いますから」

次男も最初は入院には抵抗していました。

「悪いから入院するんじゃないよ」

「病気を治す為に入院するんだから・・」

「早ければ二週間で退院できるよ」

イライラしながら次男は病院へ。

入院当日は病院の桜の木が満開でした。

毎週末にはくるから・・・

「やっぱり家にかえる!」

帰ろうとすると泣き叫びました。

看護師さんの指示のもと次男を振り切って帰りました。

その光景は今でも鮮明に覚えています。

そうして私が毎週末、泊りがけで病院へくる生活が始まりました。

不登校になって2年間。

入院が1年間。

支援学校に転校して2年間。

5年間あっという間でしたが、本当に色々な事がありました。

「出口がないトンネルは無いんだなぁ」

中学部・卒業

この日を迎えることができました。

つづく・・

「東日本大震災」に思うこと。

大川小学校「震災遺構」として保存することを決定されたそうですが・・

あれから9年経ったのですね 。

犠牲になられた方々のご冥福を心から祈り致します。

今はコロナウイルスで世界中が戦いに明け暮れていますが、こんな時に大地震など

が起きたらと想像するだけで恐ろしいです 。

昨年、東北大震災の視察旅行に添乗員で同行しました。

石巻市を中心としました視察です。

私も8年たった石巻がどのように復興しているのか、大変関心がありました。

宮城県北東部の三陸沿岸に位置する石巻地方は東日本大震災の震源地に最も近く、

6000人以上の方が犠牲になるほどの甚大な被害を受けた地域です。

以前たくさんあった仮設住宅の多くは解体され、主要な道路なども整いつつありました。

その中で大川小学校跡地へ同行しました。

大川小学校は3.11で大きな被害にあった場所で。津波で全校生徒の108名のうち74名(死亡70名、行方不明4名)と学校にいた教師11名のうち10名が犠牲となった学校です。

ここでは「語り部」の方のお話を聞かせていただきました。

「語り部」の方のお子さんもこの大川小学校で亡くなったそうです。

「ここにはいくつもの小さな命があった。救いたかった、救って欲しかった、救えたはずの命があったんだ。」

多くの語りに胸が痛くなりましたが、なかでもこの言葉が胸を突き上げた。

私は添乗員なので、お客様の後ろで聞いましたが、涙が溢れてきました。

震災は多くの人の人生を激変させ、一人ひとりが負った心の傷は、時間で埋められるものではないですね。

私も、子供の事で大変な事がいろいろありました。

「元気でいてくれたらそれでいい」

改めて思いました。

今、コロナ感染症が世界や日本を大きく揺さぶっています。

団体旅行も3月、4月はほとんどがキャンセル又は延期になってしまいました。

今は、耐えるしかないですが、必ず終息するはずです。

今できることをおこなって、がんばりましょう!

誰もいない卒業式会場にて

(イメージ)コロナの為席の間隔もっと広いです

支援学校に着くと先生が玄関まで迎えに来てくれました。

 先生「無理でしたか・・・・

担任の先生には、長男も行けたら一緒にきます!

と伝えていました。

長男も行こうか悩んでいましたが

「就労支援の施設にいくことに迷いがでるかもしれない」

から来ないことを伝えました。

先生は悲しい顔をしていました。

高等部の一年生の時から三年間お世話になった先生

でした。気持ちの波が大きい長男の事を

いつも気にかけてくれたやさしい先生です。

私も先生になんと言ったらよいのか分からず、

「先生のことや学校が嫌じゃないので」

「次男の行事で学校にくる事があったら

 先生にも会いたいと言ってました」

と慰めにもならないような事を言ってしまい、後悔しました。

教室に先生とむかうと、

机が5つと黒板には、先生の手書きで

「卒業おめでとう」

長男へのメッセージ

「三年間陸上がんばったね」

涙がこみ上げてきました。

それもつかの間、大量の荷物を一度に持てず

三階の教室から駐車場まで三往復し

とても疲れました(笑)

教室に戻り私は先生に

「他の生徒さんにもよろしくお伝えください」と言うと

担任の先生は

「卒業証書も一緒にお渡ししますね。

明日来てもいいように、体育館のステージの上の机に準備してあるので」

と感謝をしながら、

一緒に体育館までいきました。

卒業する生徒の数は約30名

コロナの影響で

来賓席もなく

卒業生の席と保護者の席と若干名の先生方の席のみ

(保護者は卒業生一人につき一人までらしい・・)

一人づつの席の間隔が、体育館いっぱいに

離れています。

ステージまで行くと

    担任の先生 「卒業証書、読み上げましょうか」

    私「お気持ちだけで・・・」

やんわりと断りました。

私はステージの上から

誰もいない卒業式の会場を見渡し

長男の気持ちも分かってはいるものの

「卒業式でれればいいのになぁ」

複雑な気持ちになったのでした。